前回で紹介した式に続き、今回はパーティーの様子を紹介します。
パーティーと言ってもお祭り騒ぎのような物ではなく、お互いの親戚同士で親睦を深めるための食事会といったスタンスです。
パーティーの前に新郎新婦のフォトシューティング
式が終わってからパーティーまでの間には新郎新婦のフォトシューティングがあり、私達が撮影をしている間、ゲストにはラインシュタイン城の内部や周辺を自由に見学してもらいました。
式の撮影に続きフォトシューティングもプロのカメラマンに頼んでおいたので、彼女の指示に従ってポーズをとったり歩いてみたり。
周りには撮影の様子を見ているゲストやお城を見学に来た一般の人もいたので、そのなかでポーズをとるのは結構恥ずかしいものでした。
面白かったのは、私や彼の家族が撮影の様子をまた写真に撮っていたこと。プロが撮ったポートレートも素敵ですが、こういった舞台裏の写真からは当時の様子が更によく伝わってくるのです。
古城レストランで夕食
パーティーは城に併設されているレストランKleiner Weinprinzでの夕食から始まります。
まず彼が挨拶のスピーチをします。挨拶はドイツ語と日本語で頑張りました。日本語の部分は、彼の原稿を私が翻訳したものです。
その後レストランの方たちから白いバラのサプライズプレゼントもありました。
そして食事がスタート。食事をはじめ今回の投稿の写真は兄が撮ってくれたものです。
まず提供されたのは、グレープシードオイルとバゲット、そしてカレーのような風味のスープ。
メニューはあらかじめリストの中から私達が選んでおいたものですが、実は試食はしていなかったので(ワインの試飲はしましたが)、どんな風に料理が出てくるのかどきどきでした。
前菜は「夏のサラダと山羊のチーズのトースト、ベリー類」。サラダにはバルサミコソースがかけられています。
スープの代わりとして「生ハムメロン」。スープのように見えますが、じつはこれメロンのピュレーなのです。
まさかこんな形で出てくるとは思っていなかったので、私も彼もびっくり。夏にぴったりの爽やかな一品でした。
そしてメインは牛肉の赤ワインソース。付け合わせはジャガイモのグラタンとニンジンです。
私が花が大好きということを知ってか知らずか、花を使って可愛く盛り付けられています。こういう演出大好きなんです。
デザートは3種類のシャーベット。左からマンゴー、リンゴ、カシスのシャーベットで、フルーツも一緒に盛り付けられています。
デザートにしては十分すぎるほどたっぷりのシャーベットでした。
新郎新婦のファーストダンス
食事が終わった所でライン川が見渡せるテラスへ移動し、新郎新婦のダンスが始まります。
テラスからはこんなに美し夜景も。
ドイツの結婚式では新郎新婦がダンスをお披露目する場合が多く、そのためにダンス教室にも通います。実際に私達もダンス教室の「結婚式コース」なるものに2日間参加しました。
当日はゆっくりなワルツを披露しましたが、けっこうグダグダなダンスでした(笑)。2人で一曲踊った後は他のゲストも入ってきて一緒に踊るのですが、彼らの方が上手かったというオチです。
彼ママも私の父と踊ったりしていて、何だかとても楽しそうでした。
ダンスの後はチーズの盛り合わせも。
ウェディングケーキ登場
パーティーが終盤に差しかかったころ、いよいよウェディングケーキが登場します。
3段のケーキはそれぞれの段ごとに味が異なり、下からワインクリーム、トリュフクリーム、チェリーとクリームのケーキになっています。
可愛らしいバラのデコレーションはマジパンです。
ほかにも彼のおばあさんと、仲の良い地元のご近所さんがケーキを焼いてくれました。
日本にいる弟&祖母とテレビチャット
皆がケーキを食べている間、私と彼は今回来ることが出来なかった弟&祖母とテレビチャットもしました。
電波の状態があまり良くなく初めはうまく繋がらなかったものの、なんとか繋がり、本当に短い間でしたがドレス姿を見せたりすることができました。
おわりに
ドイツにしては早いですが、12時過ぎにはパーティーもほぼ終了。日本から来るゲストは疲れているだろうし、そこまでお祭り騒ぎをするつもりもなかったので、最初から大体この時間に終了するように計画をしていました。
今回の結婚式では沢山の人に祝福され、とても楽しい時間を過ごすことができました。
古城というドイツならではのロケーションも特に私の家族や親戚からは好評で、喜んでもらえたのもとても嬉しかったです。
ゲストからは「いつまでも健康で仲の良い夫婦でいてね」という事を多く言われましたが、その言葉の通り健康で、今までと変わらず仲良くやっていけたらと思っています。
[…] […]