クロアチア

ローマ時代の王宮跡がそのまま旧市街!クロアチア第2の都市スプリット

ザダルに2泊滞在した後は、アドリア海沿いを南下してスプリットに3泊滞在しました。

スプリットはザグレブに次ぐクロアチア第2の都市。数千年もの歴史をたたえる町は世界遺産に登録され、その美しい街並みを求めて多くの観光客が訪れます。海外ドラマ「ゲームズ・オブ・スローンズ」の撮影が行われた事から、ドラマのファンも多いのだとか。

ローマ時代の宮殿の跡地がそのまま旧市街になっていて、迷路のような細い路地や宮殿の広場はロマンたっぷり。町の外れにあるマルヤンの丘からの眺めも必見です。

スプリットへのアクセス

バス・フェリーターミナルから旧市街へのアクセス

各都市からスプリットまでの所要時間は、ザダルからバスで2時間半~3時間、ドブロブニクからは4時間半~5時間がめやすです。私達はザダルからバスで向かいましたが、およそ時間通りに到着しました。

バスターミナル、フェリーターミナルは、町を望む入り江の東側に集まっています。ここから海を左手に歩いていくと、10分ほどで旧市街に到着です。

空港から旧市街へのアクセス

空港からはシャトルバスが出ていて、30分で町のバスターミナルに到着します。このほか一般の路線バスも利用可能。所要時間が50分ほどかかりますが、その分料金がシャトルバスより料金が安くなります。

スプリット旧市街の観光

スプリットの旧市街は、ローマ時代に皇帝ディオクレティアヌスが晩年を過ごすために建てた宮殿の跡地。ローマ帝国の衰退とともに宮殿は廃墟となってしまいますが、その後は人が住み着き町として発展しました。

東にある「銀の門」をくぐると「ペリスティル」とよばれる広場と大聖堂があり、ほかの見どころも周囲に集中しています。趣ある細い道が迷路のように続き、ローマ時代へタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。

ペリスティル

12本の石柱に囲まれた、ローマ時代の美しい広場「ペリスティル」。東側に立つ大聖堂とあわせて、スプリット観光のハイライトでもあります。写真中央、4本の柱で支えられた門のような場所は、かつては皇帝の私邸の玄関だったそうです。

玄関部分から望む広場。東西の柱が作る美しいアーチにも注目です。

ペリスティルでは夜になるとライブ演奏が行われていて、ライトアップされた広場を見ながら聞く音楽はとてもロマンチックでした。階段部分に座って音楽を楽しんでいる人のほか、中心で踊るカップルなど、みんな思い思いの時を過ごしていました。

大聖堂の塔の上からは町全体を見渡すことができます。少し興味もあったのですが、階段が狭くて怖そうだったので止めておきました。

旧市街にはスフィンクス像が11体あるらしく、大聖堂の入り口近くにそのうちの1匹が鎮座しています。これらは3世紀後半、ディオクレティアヌス皇帝がエジプト遠征の際に持ち帰ったものらしいです。

広場から銀の門へ続く道には、スフィンクスとそっくりの恰好をした猫もいました。

今回のクロアチア、モンテネグロ旅行では猫をよく見かけましたが、スプリットとドブロブニク、モンテネグロのコトルでは特に多かったです。

皇帝の玄関

ペリスティルの南にある皇帝の玄関は、中に入るとドーム状の小さなスペースになっています。

ここはクラッパという、ダルマチア地方に伝わる伝統的な男性アカペラ合唱が聞ける場所としても有名。運が良ければ、ドーム内に響き渡る素敵な歌声を楽しむ事ができます。私達が行った時は歌い手が1人だけでしたが、力強く伸びのある歌声に周囲の人も聞き入っている様でした。

天井には丸い穴が開き、そこから顔をのぞかせるの大聖堂の塔。穴の部分はかつて美しいモザイク装飾で覆われていたのだそうです。

ジュピター神殿

大聖堂の入り口のちょうど向かいにある細い道を進んでいくと、スフィンクス像とジュピター神殿があります。ローマ神話における最高神ジュピターをまつるために皇帝が建てた神殿で、皇帝亡き後はキリスト教の洗礼室に変貌を遂げました。

ディオクレティアヌス皇帝はキリスト教への大迫害を行った事でも有名。最高神を崇めるための神殿がキリスト教の建物になってしまうなんて、皇帝にとってはとんだどんでん返しですね。

中には聖ヨハネ像があるはずなのですが、訪問時はどこか別の場所に置かれていたのか、見ることはできませんでした。天井には美しい彫刻が施されています。

ちなみに神殿の横にはものすごく狭い通りがあります。その名も「通らせてくれ」通り。1人通るのがやっとの広さで人々の口論が絶えなかったことから、こんな名前になったのだそうです。

グルグール・ニンスキ像

宮殿の北側にある「金の門」の正面には、グルグール・ニンスキの巨大な銅像が立っています。彼は10世紀を生きた人物。それまでラテン語で行われていたミサ対抗し、クロアチアでの信仰を広めたことで知られています。

彼の左足の親指に触れば幸運が訪れると言われていて、みんなさわっていくのでピカピカに光っていました。

門を入ったすぐの所はちょっとした空間になっていて、おじさんが演奏するギターの「ポロン、ポロン」という音が何とも心地よかったです。

ナロドニ広場

旧市街の中心にあるのがナロドニ広場。広場を囲むようにショップやカフェ、レストランが沢山あり、昼夜問わず観光客で賑わっていました。ヴェネチア統治時代にはここに市役所が置かれるなど、政治の中心だった場所でもあります。

うっかり見落としがちですが、広場と「鉄の門」のあいだくらいの場所に美しい時計塔が立っています。下から見ると迫力たっぷりです。

鉄の門から王宮内に入ってみると、可愛らしい小さな窓が沢山ありました。門の周辺をはしる細い路地には、小さなレストラン何件も連なっています。

趣のある細い路地

王宮(=旧市街)のなかには趣のある細い路地が無数にあります。方向感覚がつかめなくて何度も迷子になりましたが、その先でまた素敵な光景にめぐりあうことも。なんだか道に迷うのも悪くないな、なんて思いながら散策をしました。

路地のあいだから見える大聖堂。上を見上げると色々なところで洗濯物が干してあり、観光地でありながらちゃんと人々の暮らしがあるのだなと感じました。

スプリットではかつての王宮の壁が、まるで城壁のように町を囲んでいます。

港沿いのプロムナーデ

港のまえに広がるのは、リゾートムードたっぷりのプロムナーデ。通りに沿ってカフェやレストランが並び、お土産屋さんもあったりして活気にあふれています。観光に疲れたら、ここで港や行き交う人々を見ながらカフェタイムにするのも良いですよ。

ベンチで休んでいる人も沢山。大きなヤシと満開のオレアンダーがとても夏らしくて素敵です。

プロムナーデの西には共和国広場があります。お城の様な建物では、壁の赤色が鮮やかに輝いていました。

絶景が楽しめるマルヤンの丘

スプリットで旧市街のほかにぜひ訪れたいのが「マルヤンの丘」。丘の中腹には見晴らし台があり、世界遺産の街並みを一望できます。

マルヤンの丘へはプロムナーデの西端にある教会の右側から、道をどんどん上っていきます。坂を上るのが結構大変ですが、途中の街並みも楽しめますよ。

10分ほど坂を上ると見晴らしスポットに到着。この絶景を見ずして、この町を去ることなんてできません。町の背後に連なる山々も迫力たっぷり。

絶景を楽しんだ後は、さらに丘を登って周囲を散策しました。丘の上は公園のようになっていて、海や対岸の島を見わたせる場所が何ヵ所かあります。

果てしなく続く階段。階段脇にあった表示によると314段あるそうです。次の日はもちろん筋肉痛でした。

見晴らし台から30分ちょっと歩いたところには開けたスペースがあり、大きな十字架のほかクロアチアの国旗が誇らしげにはためいています。別の日にフェリーへトロギールへ向かったのですが、ここの十字架と国旗が船上からもよく見えました。

旧市街は丘に隠れてしまいましたが、さきほどの見晴らし台とはまた違った眺めが楽しめます。日差しがかなり強かったですが、時おり吹くそよ風がとても気持ち良かったです。

スプリットから行った日帰り旅行

スプリットでは中日が2日あったので、そのうち1日目はトロギールへ行き、2日目はクルカ国立公園などを巡る1日ツアーに参加しました。

トロギールはスプリットからの日帰り旅行先として人気のある町で、小さな島の上にある旧市街は世界遺産に登録されています。中世の面影が色濃く残り、スプリットと同じように雰囲気の良い路地が沢山ありました。

クルカ国立公園の1日ツアーでは、プリモシュテン、シベニクも一緒に訪問。園内では迫力満点の滝や美しい池がいたるところにあり、自然のパワーを沢山貰ってきました。

 

スプリットで利用したレストラン

旧市街の中も外も、レストランは数えきれないほどあります。旧市街の中にあるレストランは小さなところも多いので、確実に入りたければ予約をしましょう。私達は1件行きたかったレストランがあったのですが、行ってみたら満席で外で何人も待っている状態だったのであきらめざるを得ませんでした。

スプリットでは2晩外食し、のこりの1晩はアパートで簡単な自炊をしました。

Pizzeria Gušt(ピザ)

ピザはザダルでも食べましたが、今度は私も無性にピザが食べたくなり、googleで探して評価が一番高そうだったこのレストランに行ってみました。町の中心ではないものの、グルグール・ニンスキ像から徒歩3分ほどの場所にあってアクセスは良いです。

ピザは4種のピザ(56kn/900円)とハムが乗っている「ダルマチア(44kn/700円)を注文しました。生地の表面はカリッとしていながら中はモチモチで、評判通りの美味しさ。巨大すぎて半分しか食べられなかったので、お持ち帰りして次の日のお昼にしました。

飲み物を入れてもお会計は130kn(2100円)と、観光地にしてはかなりリーズナブル。

Pizzeria Gušt

【住所】
【営業時間】9:00~23:00
【クレジットカード】可
【口コミ・写真】≫ トリップアドバイザー
【アクセス】グルグール・ニンスキ像から徒歩3分

 

BOSSO steak & burger house

Tボーンステーキやステーキ、スペアリブなど肉料理からハンバーガーまで、がっつりお肉が食べたい時におすすめのお店です。写真はありませんが2人とも種類の異なるハンバーガーを注文。パティが300gとボリュームたっぷりで、肉を欲して行った私達も食べ終わる頃には「もう当分肉はいらない」と言うほどでした。

2人分の飲み物とハンバーガーで246kn(3900円)と決して安くはありませんでしたが、たっぷりのサラダとフレンチフライも付いてきたので妥当だと思います。味はとても美味しいので、お肉が好きな方はぜひ行ってみてください。

BOSSO steak & burger house HP

【住所】
【営業時間】11:30~25:00
【クレジットカード】可
【口コミ・写真】≫ トリップアドバイザー
【アクセス】共和国広場から徒歩2分

 

スプリットでの宿泊

スプリットではApartment Refulというアパートに滞在。バルコニーこそありませんでしたが、立地、広さ、設備ともに申し分ない素晴らしいアパートでした。オーナーもとても親切で、暑い中到着した私達のために近くのスーパーで冷えたビールとジュースを買ってきてくれるなど、ホスピタリティ精神の溢れる方でした。

モダンでおしゃれなリビング。テレビやソファーのほかにベッドが2つあり、家族や友達同士での宿泊にもぴったりです。

寝室。通りに面していますが、外の音もあまり聞こえずぐっすり眠れました。大きなクローゼットもあります。

ダイニングキッチンも広々。オーブンや食洗器もあります。バスルームには洗濯機があり、洗濯洗剤や柔軟剤も用意されていました。

近くにスーパーがあるほか、旧市街の「金の門」までは徒歩5分。観光に便利な立地でありながら騒がしくないエリアなので、夜は静かに過ごしたいという方におすすめです。1泊8400円ほどで泊まれたので、かなりコスパは良いと感じました。

ホテル名 Apartment Reful
住所 Kneza Višeslava 12, 21000 Split
タイプ アパートメント
チェックイン/アウト 14時/10時
設備 エアコン、キッチン、洗濯機
詳細 ≫ Booking.com

 

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